暑い夜はこれでしのごう

今日も暑い。蒸し暑い。曇りがちであったが、雲が晴れて日が射すと、いかにも真夏である。それでも、まだ梅雨明けではない。来週の予報を見ると、曇りが続き、ときどきは雨も降るらしい。しかし、最高気温はほとんど30度以上で、最低気温は24、5度である。これは熱帯夜ということではないか。はっきりと熱帯夜となぜ言わないのか。梅雨明け宣言なくして、熱帯夜なし。だとすると、ずいぶんと杓子定規なことだ。気象庁はどうでもよい。梅雨明けまだでも我慢しよう。しかし、梅雨が明けないというのであれば、せめて最低気温が20度ちょっとになってくれないものだろうか。東京電力もさぞかし助かることであろう。



我が家の冷房装置は、居間に一カ所あるのみだ。しかもほとんど使わない。我が家は冷房大嫌い派なのである。かわりに、空調ベッド風眠というやつを使っている。これがいい。ベッドに敷くマットの一方にパイプ状のものが取り付けられており、その両端に、ファンがついている。頭のあたりの取り入れ口から入った空気が、プラスチックの小片をつないだ二層の特殊マットの間を流れる際、身体の熱をうばい、足下のファンから排出される。身体の芯から熱がとれる感じで、直接マットに触れていない頭も涼しくなる。冷房はもとより扇風機より身体の負担は少ない。電気代もかなりお得である。部屋は夜でも30度を超えているが、風眠のおかげで、あせもかかなければ、寝つきも良い。節電、体調管理を考えている方々に、ぜひおすすめしたい。


製造元は、もともと冷房なしの工場でも快適に働けるよう、空調作業着を開発した会社である。他にも、デスクワーク用の空調シャツも売り出している。今年は、事務所の冷房もおさえめになるから、試しに買ってみようかとも思ったが、どうも品切れらしい。日本の企業が本気で節電に努めようと言うならば、採用してもいいのではないか。需要が多くなれば、デザインもよくなるであろう。期待したい。