2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

自然とのかかわり

自然と人間のかかわりについて、少し考えてみました。 自然といっても、十日町に見られるような里山は、手つかずの自然ではありません。柴刈り、ササ刈りなど人間の手によって、きちんと手入れされた「自然」です。棚田も美しい「自然」の景色として有名です…

どうかかわっていくのか

さて、芸術祭レポートもとりあえず今回で終わりです。大地の芸術祭には、こへび*1と呼ばれるボランティアサポートグループがあり、私も一時参加していました。2006年の芸術祭とその後恒久展示作品を見にしばしば通っているうちに、見るだけではなく、参加し…

便利さと自然と

首都圏に移り住んで、既に30年が過ぎました。私の住んでいた新潟市は、十日町と違い、ほとんど雪は積もらないものの、冬はどんよりと曇った日が多い。東京に住んで最初に冬を迎えたときは、毎日晴天が続き、しみじみとありがたいと思ったものです。しかし、…

豊かだけれど厳しい自然

Kさんによれば、この家は、200年以上はたっている民家だそうです。元の持ち主は、豪雪に住みかねて、石川県に引っ越したとか。この集落は、過疎化がすすんでいるとはいえ、いまだ約60戸、100人程度*1とかなり大きな方。Kさんは、4反ほどの田を、73歳の今も…

豊かな自然に映えるアート

今回のツマリ行最後の4日目は、レンタカーで回ることにしました。もうひとつツアーはあったのですが、見学予定の作品のほとんどは2006年以前からの作品で、既に何回か行ったところです。自分で動いて、初めての作品を見る方が良いだろう。しかし、作品地図だ…

オヤジ挑発される

3日目のツアーも終わりになって、ガイドのK村氏から、印象に残った作品を聞かれました。ちょっと躊躇したあと、向井山朋子の「Wasted」と答えてしまいました。例えば、うぶすなの家とか、光の館とか、いい作品は他にもたくさんあったのです。ところが、その…

雨降って、感極まる

1,2日目と晴天に恵まれたのですが、3日目は、ツアーが出発すると小雨となり、昼ころ願入地区の「胞衣 みしゃぐち」(http://www.echigo-tsumari.jp/2009autumn/artworks/index.php?id=012) についたときには、土砂降りになってしまいました。なかなか魅力的…

これまでのあらすじ

山野湧水(仮名)は、新潟の生まれである。今年の8月、53歳になった。今でこそ、「文化オヤジ」を自認しているが、山野にはそもそも、文化芸術はまったく縁がなかった。小学校の図工の成績は惨憺たるもので、心配した母親が、絵の塾に通わせたほどだ。その…