2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

辺境人 その3

しつこく続きである。なぜこのように気になるかとつらつら考えるに、自分の存在価値を実感するために、世間の評判を気にしているオヤジ、といった風情が、いかにも情けないのだと気づいた。鏡に映しだされた自分を見ているようで、不愉快なのである。そもそ…

辺境人 その2

昨日のブログで、「言語や文化、生活習慣の壁を乗り越えながら、自分たちの強みを生かし、国際社会に貢献していく世界人」を目指すべしという意見について、つまるところ欧米文化のみを想定していると批判した。いささか気短に決め付けすぎであったという気…

世界を夢見る辺境人

4月から開始された、日経電子版に登録(無料の方)したところ投稿募集というメールが来た。『日本経済新聞社は5月、日本を2020年までに世界にとって「なくてはならない国」にするための具体的なアイデアを広く募り、世に問うための紙面「未来面」の掲載を4…

「成功は一日で捨て去れ」

今をときめくユニクロの創業者にして社長の柳井氏の本である。池田信夫氏が推奨しているので読んでみたのだが、やはりというべきか、あまり得るところはなかった。例えば、中国であれだけの品質の製品を作らせるのは、並大抵のことではない。その秘訣なら、…

がんばれ日本

自民党を離党した与謝野、平沼両氏が結成した新党が「たちあがれ日本」だという。ぱっとしない。あまり長続きしないんじゃないか。今の日本は、へたり込んでいるという認識なのだろう。新党を結成し、日本をふるいたたせようというわけだ。その心意気は、大…

巨人とおむつ

日経電子版を読んでいたら、「紙おむつの巨人ニーズ漏らさず」というタイトルが目を引いた。巨人は、昨年優勝、今年も優勝候補筆頭と快進撃である。週刊誌等を読むと、自前の選手育成が功を奏しているらしい。ひところは、他チームの4番バッターを金にあかせ…

「生命保険のカラクリ」*1を読む

生命保険会社が大いに儲けているということは、はじめて保険に入った30年前にすでに知っていたのだ。大手生保の社員の仕事は、セールスのおばちゃんの管理だけだとか、新入社員のボーナスが100万円を超えたとか、まことしやかに取りざたされていたものだ。そ…