バングラは寒い

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

新年早々出張でダッカに来ている。2日前に到着して驚いたことには、とても寒い。現地の駐在員から、日本並みに寒いから注意するように聞いていたのだが、半信半疑であった。ダッカは暑いというイメージが確固としてある。その辺の事情は、おそらくみなさん同じことと思う。ところが、警告通り寒いのである。

午後2時を回ったばかりというのに、空港を出ると空気がひんやりとしている。おそらく15度程度であろう。途中1泊したバンコクが32度と暑かったので、用心しなければと思いつつ、つい半そでのポロシャツに薄い上着といった状態で到着すれば、やはり寒い。昨日の夜は、某社の駐在員宅にまねかれて夕食であったのだが、家の作りが夏用になっていて天井が高く、暖房設備はないから、冷え冷えとしている。長袖シャツにうすいジャケットを着込んでいたが、ズボンは夏物だから、太ももが冷えてしまった。日本酒の熱燗をすすめられたのには、ちょっと驚いた。が、確かに熱燗がうれしいような気温である。この寒さはさすがに異常で、死者が40人を超したという。道端で寝る人も多い国だ。寒さはこたえるだろう。

寒さのために霧がひどく、飛行機の遅れが目立っている。私が到着したときは、まだ良かったが、昨日ついた人の話によれば、霧が晴れたときに一度にたくさんの飛行機が到着したため、空港は人でごった返しして、パスポートコントロールを通るのに、いつもは20分程度ですむところが1時間以上かかったという。

日本は大雪、マイアミは氷点下とのことだが、地球温暖化の方は、一体どうなったのだろう。